ポイント1日ごろの点検・お手入れ
「いざ」というときに住宅用火災警報器がきちんと働くように、日ごろから点検とお手入れをしておきましょう。
点検は最低限、1年に1回程度、作動点検をしましょう。
また、次のときも必ず作動点検をしてください。
- 初めて設置したとき
- 設置場所を変えたとき
- 掃除したとき
- 長い間留守にしたとき
- 故障や電池切れの疑いがあるとき
点検のしかた
引きひもを引くまたはボタンを押す→鳴ればOKです。
(点検方法は機種によって異なります。取扱説明書を確認してから点検してください)
音が鳴らない・・・・?
次のことを確認して試してください。
- 電池はきちんとセットされていますか?
- 電池は切れていませんか?
- 再度ボタンを押すか、ひもを引いてください。それでも鳴らないなら電池切れや故障が考えられます。(取扱説明書を参照してください)。
掃除は住宅用火災警報器にほこりやクモの巣が付くと、火災の煙を感知しにくくなります。1年に1回は、乾いた布でふき取りましょう。
次のことはしないでください。故障や破損の原因になります。
捨てるときは、住宅用火災警報器本体と電池は別にして捨てましょう。
ポイント2火災以外で鳴るケース
住宅用火災警報器は火災以外でも鳴ることがあります。その主な原因として、故障や電池切れが挙げられます。
故障や電池切れは警報音と警報ランプで知らせます。メーカー・機種でも異なりますので、説明書などで確認しておきましょう。
住宅用火災警報器の交換期限は機種により異なります。表示されている交換期限を守りましょう。
住宅用火災警報器は、火事の煙以外にも、湯気やほこりなどを感知してしまうことがあります。
実際の例とその対処方法について、見てみましょう。
□ 事例別 煙・湯気モクモク編
台所で料理をしていると、天井に取り付けた住宅用火災警報器が鳴りました。
湯気か煙で反応しているのかと思い窓を開けて換気し、換気扇を回しました。
住宅用火災警報器は止まりました。
(警報ランプのボタンを押すか、ひもを引くと一時的に警報音は止まります。)
□ 事例別 煙式殺虫剤編
買い物へ行く前に煙式殺虫剤を寝室にセットしてから出かけました。
数時間後、帰宅してみると住宅用火災警報器が鳴っていました。
家中を調べましたが火事ではなかったので、殺虫剤が原因かと思い窓を開けて換気しました。
住宅用火災警報器は止まりました。
(殺虫剤を使うときは住宅用火災警報器をラップやビニールで覆い煙が入らないようにするか、住宅用火災警報器を取り外してください。)
□ 事例別 外のほこり編
天気が良かったので部屋の窓を開けました。窓からたくさんのほこりが入ってきたので咳き込んでいると、住宅用火災警報器が鳴りました。
ほこりを感知しているのかと思い窓を閉めると、住宅用火災警報器は止まりました。
住宅用火災警報器が鳴ってしまったら、火事でないことを確認してから音を止めましょう。
慌てず、落ち着いて対応しましょう。イスなどを使うときは転落に気をつけましょう。
住宅用火災警報器に関する相談連絡先一覧 「資料提供 財団法人 日本防火協会」
住宅用火災警報器が故障したり、火災が発生していないのに鳴り続けて止まらなかったりする場合は、お求めになった住宅用火災警報器のメーカーに問い合わせましょう。
会社・団体名 電話番号 NITTAN Panasonic
社団法人
日本火災報知機工業会0120-565-911
NOHMI
能美防災株式会社0570-031-333
ホーチキ株式会社
0570-077-155
ニッタン株式会社0570-022-888
パナソニック電工株式会社0120-878-365