平成30年6月18日に発生した大阪北部を中心とする地震により、コンクリートブロック塀が倒壊し人命に関わる事象が発生しました。
コンクリートブロック塀の設置については、建築基準法で高さ等の基準が定められています。特に道路等に面している部分については、一層の安全確保をお願いします。
(最寄りの建築士等の専門の知識を有する方にご相談していただくことをお勧めします)
【専門家への相談窓口】
- 一般社団法人 奈良県建築士会 0742-30-3111
- 一般社団法人 奈良県建築士事務所協会 0742-34-8850
【参考】
建築基準法施行令第62条の8(抜粋)
(塀)
第62条の8 補強コンクリートブロック造のへいは、次の各号(高さ1.2m以下のへいにあっては、第五号及び第七号を除く。)に定めるところによらなければならない。ただし、国土交通大臣が定める基準に従った構造計算によって構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない。
一 高さは、2.2m以下とすること。
二 壁の厚さは、15cm(高さ2m以下のへいにあっては、10cm)以上とすること。
三 壁頂及び基礎には横に、壁の端部及び隅角部には縦に、それぞれ径9mm以上の鉄筋を配置すること。
四 壁内には、径9mm以上の鉄筋を縦横に80cm以下の間隔で配置すること。
五 長さ3.4m以下ごとに、径9mm以上の鉄筋を配置した控壁で基礎の部分において壁面から高さの5分の1以上突出したものを設けること。
六 第三号及び第四号の規定により配置する鉄筋の末端は、かぎ状に折り曲げて、縦筋にあっては壁頂及び基礎の横筋に、横筋にあってはこれらの縦筋に、それぞれかぎ掛けして定着すること。ただし、縦筋をその径の40倍以上基礎に定着させる場合にあっては、縦筋の末端は、基礎の横筋にかぎ掛けしないことができる。
七 基礎の丈は、35cm以上とし、根入れの深さは30cm以上とすること。
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