教室から海外へとつながる「オンライン英会話」
平成28年度に文部科学省が実施した英語力調査の結果では、中学生の英語力には、聞く力や読む力に比べ、書く力や話す力に課題があると報告されています。その原因の一つに、英語を話す機会が少ないことが挙げられます。
奈良市では平成29年度から、中学生を対象に、インターネット回線を利用して、海外にいる英語講師と25分間のレッスンを行うオンライン英会話を年3回実施しています。
このレッスンでは、1・2年生は4人、3年生は2人の生徒に対し1人の英語講師が対応するため、生徒一人一人に英語を話す機会が確保されます。また、講師とのやり取りを通じ、日頃学んだ英語表現の練習と定着が図られるとともに、学んだ英語が「伝わる」「役立つ」という実感も得られます。
今後は、学習した英語を練習する機会とするだけではなく、自分の考えを伝えたり、意見をやりとりできたりする機会とすることで、積極的に英語でコミュニケーションを図る姿勢の育成をめざします。