ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから
東京都内において、ハチミツの摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症による死亡事例が発生しました。
乳児ボツリヌス症について
乳児ボツリヌス症は1歳未満の乳児に特有の疾病で、経口的に摂取されたボツリヌス菌の芽胞が腸管内で発芽・増殖し、その際に産生される毒素により発症します。発生原因としてハチミツや黒砂糖が指摘されています。またボツリヌス菌は土壌中などに広く存在している細菌であるため、国内では井戸水や洗浄が不十分な野菜などにも存在した事例が報告されています。
予防のポイント
・満1歳までは、ボツリヌス菌の芽胞に汚染される可能性のある食品（ハチミツ、黒砂糖、コーンシロップなど）は摂取させないでください。
・ボツリヌス菌は熱に強いので通常の加熱や調理では死にません。1歳未満の赤ちゃんに、ハチミツ入りのお菓子や飲料を与えないよう購入の際は原材料を確認しましょう。
・離乳食に使用する食材(土付きの野菜など)はよく洗いましょう。
詳しくは以下のリンクを参考にしてください。
