令和6年度2月の給食紹介
「古都ならの日」の献立
奈良の地場産物や郷土料理を取り入れた「古都ならの日」の献立です。
小学校:2月10日(月曜日) 中学校:2月10日(月曜日)
●献立● ご飯・わかさぎフライ・奈良の酒かすみそ炒め・すまし汁・レバーの甘辛あえ(中学校のみ)
(中学校給食より抜粋)
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】【キャベツ】【大和まな】を使用しました。
「奈良の酒かすみそ炒め」
今回の給食で登場した「奈良の酒かすみそ炒め」には、次のような奈良県の伝統野菜や特産品などが使われています。
・大和まな
大和まなは奈良県の伝統野菜で、霜が降りる寒い季節に甘みが増す野菜です。独特の甘みと風味があり、炒め物やおひたしなどの料理にもよく合います。
・酒かす
令和6年12月に「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。奈良県は清酒の発祥地と言われており、古くから続く酒蔵がたくさんあります。酒を絞った後に残る酒かすには、たんぱく質・食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。うま味成分もあり、料理に入れるとコクが増します。
・五徳みそ
五徳みそは、中国から奈良の都に伝えられた大豆に、米こうじをたくさん使って発酵させた甘口の米みそで、奈良市の特産品です。
「食育の日」の献立
令和6年度は令和4年度から引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、九州・沖縄地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。2月は岩手県でした。
小学校:A班:2月19日(水曜日) B班:2月18日(火曜日)
中学校:D班:2月19日(水曜日) E班:2月18日(火曜日)
●献立● ご飯・牛乳・さばのみそ煮・すき昆布の煮物・ひっつみ汁
(小学校給食より抜粋)
「すき昆布の煮物」
岩手県の三陸沿岸では、美味しい海そうがとれます。若い昆布をゆで、細く切り、ぬめりをとってから、平らに干した「すき昆布」は、食べる昆布・保存食として県内に広がりました。
今回の給食では、「すき昆布の煮物」を子どもたちは美味しく食べてくれました。
「ひっつみ汁」
岩手県は米の産地として有名ですが、寒さが厳しく米がとれない年もあり、小麦粉・そば粉を使った食文化が根付いてきました。「ひっつみ」はその代表的な料理で、小麦粉を水でこねてひっぱり、薄くのばしてから手でちぎったものを、鶏肉・にんじん・きのこなどと一緒に出汁で煮込みます。「手でちぎる」という意味の方言「ひっつまむ」から「ひっつみ」と呼ばれるようになりました。
☆節分献立が登場しました☆
節分は冬と春を分ける日であり、春が始まるとされる「立春」の前日のことをいいます。昔の人は、病気や災いなどを鬼に例えていました。「一年間健康に過ごせますように」と願って鬼を追いはらうと、福を呼び込むとされています。
小学校:2月3日(月曜日) 中学校:2月3日(月曜日)
●献立●ご飯・牛乳・いわしのおかか煮・きんぴらごぼう・にゅうめん・福豆
(小学校給食より抜粋)
「いわしのおかか煮」
いわしのにおいで、病気や体の中の悪いものを追い払うために、いわしを飾ったり、食べたりします。
「福豆」
「豆まき」をして悪いものを追いはらい、年の数だけ豆を食べて、一年間の幸せを祈ります。
☆チキンライスの具が登場しました☆
小学校:A班:2月28日(金曜日) B班:2月27日(木曜日)
中学校:D班:2月28日(金曜日) E班:2月27日(木曜日)
●献立●ご飯・牛乳・チキンライスの具・いり卵・コンソメスープ・ココアリキッド
(中学校給食より抜粋)
「チキンライスの具」
チキンライスは、世界中で食べられる料理で、国や地域により調理方法や味付けが違います。
タイやシンガポール・マレーシアなどの東南アジアでは、ゆでた鶏肉をご飯に添えて、ハーブを使ったソースをかけます。日本のチキンライスも最初は同じような作り方でしたが、トマトケチャップで味付けした赤いチキンライスが定番になりました。
今回の給食では、鶏肉・玉ねぎ・にんじん・とうもろこしを炒めて、トマトケチャップやトマトピューレで味付けした「チキンライスの具」にしました。子どもたちは、ご飯に混ぜてチキンライスにして食べたり、さらにいり卵をのせてオムライス風にして食べたり、さまざまな食べ方で味わってくれました。