令和6年度1月の給食紹介
「食育の日」の献立
令和6年度は令和4年度から引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、九州・沖縄地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。1月は群馬県でした。
小学校:A班:1月17日(金曜日) B班:1月16日(木曜日)
中学校:D班:1月17日(金曜日) E班:1月16日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・ソースカツ丼・ボイルキャベツ・こしね汁・梨ゼリー
(中学校給食より抜粋)
「ソースカツ丼」
群馬県は豚肉の名産地として有名で、トンカツ・カツカレー・カツサンドなどカツ料理が好まれています。子どもたちはカツをソースにくぐらせ、ご飯の上にのせてソースカツ丼にして美味しく食べてくれました。
「こしね汁」
「こしね汁」は群馬県富岡市の特産物であるこんにゃく・しいたけ・ねぎを使った汁物です。
こんにゃくの「こ」、しいたけの「し」、ねぎの「ね」で「こしね汁」と名付けられました。子どもたちは群馬県の郷土料理を味わって食べてくれました。
「古都ならの日」の献立
奈良の地場産物や郷土料理を取り入れた「古都ならの日」の献立です。
小学校:1月27日(月曜日) 中学校:1月27日(月曜日)
●献立● ご飯・さばの梅煮・高野の粉の煮物・豚汁
(小学校給食より抜粋)
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】【青ねぎ】【梅ペースト】を使用しました。
「さばの梅煮」
海のない奈良県ですが、和歌山県や大阪府、若狭湾や伊勢湾からさばが運ばれ、昔から食べ親しんでいる魚です。さばは梅と一緒に煮込むことで、独特の生くさみが消え、柔らかく食べやすくなります。
給食では奈良県産の梅干しをペーストにしたものを使っています。
「高野の粉の煮物」
「高野の粉」とは、高野豆腐を作る際に出る細かい粉のことです。高野豆腐は豆腐を凍らせ、乾燥させて作るので、別名「凍り豆腐」とも呼ばれます。
有名な産地は和歌山県の高野山ですが、奈良県では奈良市の都地域や、野迫川村など冬の寒さが厳しい地域で作られてきました。
☆正月献立が登場しました☆
小学校:A班:1月10日(金曜日) B班:1月9日(木曜日)
中学校:D班:1月10日(金曜日) E班:1月9日(木曜日)
●献立●ご飯・牛乳・炒り鶏・きんとん・奈良の雑煮
(小学校給食より抜粋)
「炒り鶏」
「炒り鶏」には、れんこん、にんじんなど「ん」がつく食材が多く使われています。「ん」がつく食材は、「運がつく」と言われ、縁起が良いとされています。
「きんとん」
「きんとん」は黄金色に輝く小判をイメージして作られ、金運に恵まれるようにという願いが込められています。
今回の給食ではさつまいもだけで作っていて、子どもたちは美味しく食べてくれました。
「奈良の雑煮」
「奈良の雑煮」は白みそ仕立て、豆腐・祝大根・金時にんじん・里芋・丸もちなどが入っています。雑煮のもちを取り出して、砂糖入りのきな粉につけて食べるのが特徴です。輪切りにした大根やにんじん、丸いもちには「円満に一年が過ごせるように」、きな粉の黄色には「お米がたくさんとれるように」という願いが込められています。子どもたちは健康や幸せを願いながら、味わって食べてくれました。
★☆1月24日から30日は「全国学校給食週間」でした☆★
日本の学校給食は、明治22年に始まって以来、各地に広がっていきましたが、戦争の影響などによって中断されました。
その後、アメリカの支援を受け、昭和22年1月から再開されました。昭和21年12月24日に給食用物資の贈呈式が行われ、それ以来この日を「学校給食感謝の日」と定めました。しかしこの日は冬休みと重なるため、一か月後の1月24日から1月30日までの1週間を「学校給食週間」とし、全国で様々な取り組みが行われています。
奈良市の給食では、奈良県の郷土料理や地場産物を積極的に取り入れましたので、いくつか紹介します。
「奈良漬きんぴら」
奈良県は昔から、日本酒作りが盛んでした。その製造途中でできる「酒かす」を使って野菜や果物を漬けたのが「奈良漬」です。今回の給食では、奈良県の伝統的な漬物である「奈良漬」と、奈良県産の金ごまが入っています。
「大和茶すいとん」
奈良県の大和高原を中心に作られている大和茶を、生地に練りこんだすいとんが入っています。
給食室で調理員さんが、大和茶と小麦粉、もち粉に水を加えてこね、一つずつちぎり、煮てくれています。
(小学校給食より抜粋)
小学校:A班:1月24日(金曜日) B班:1月23日(木曜日)
中学校:D班:1月24日(金曜日) E班:1月23日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・にしんのかんろ煮・奈良漬きんぴら・大和茶すいとん
「大和まなのソテー」
大和まなは「大和の伝統野菜」の一つとして奈良県で栽培されてきました。葉は、大根の葉に似たギザギザの形で、やわらかく甘味の中にほんのりと苦みがあるのが特徴です。
「奈良の酒かすクリームシチュー」
奈良県は清酒の発祥地で、その製造途中でたくさんの酒かすができます。特に冬の時期は秋にとれた米から作られた酒が出回る時期で、酒かすも出回ります。
今回の給食では、奈良市で作られた酒かすをシチューに入れました。
(中学校給食より抜粋)
小学校:A班:1月28日(火曜日) B班:1月29日(水曜日)
中学校:D班:1月28日(火曜日) E班:1月29日(水曜日)
●献立● パン・牛乳・豆腐ナゲット・大和まなのソテー・奈良の酒かすクリームシチュー