令和6年度11月の給食紹介
「食育の日」の献立
令和6年度は令和4年度から引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、九州・沖縄地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。11月は大阪府でした。
小学校:A班:11月20日(水曜日) B班:11月19日(火曜日)
中学校:D班:11月20日(水曜日) E班:11月19日(火曜日)
●献立● 減量ご飯・牛乳・きつねうどん・白菜と粉豆腐の煮物・昆布茶ふりかけ
(中学校給食より抜粋)
「きつねうどん」
昔、畑を荒らして人々を困らせていたねずみを、きつねが捕らえてくれたそうです。農作物が豊かに実ることを願って、きつねの好物であると言われている油揚げが供えられてきました。
明治26年、大阪府にあるうどん屋で、油揚げをうどんにのせて食べたことが「きつねうどん」の始まりと言われています。
「白菜と粉豆腐の煮物」
大阪府と奈良県にまたがる金剛山は、高野豆腐の製造が盛んでした。今回の給食では、高野豆腐を作るときにできる「高野の粉」を、「白菜と粉豆腐の煮物」に使っています。
「昆布茶ふりかけ」
昔、北海道でとれた昆布は大阪府にたくさん運ばれていました。大阪府では、今でも昆布で出汁をとる文化が根付いています。今回の給食では、きつねうどんの出汁や、「昆布茶ふりかけ」として提供されました。
「古都ならの日」の献立
奈良市産の米を味わう「古都ならの日」の献立です。
小学校:11月25日(月曜日) 中学校:11月25日(月曜日)
●献立● ご飯・ししゃもフライ・豚肉と白菜の五徳みそ炒め・すまし汁・抹茶プリン
(中学校給食より抜粋)
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】【青ねぎ】【豆腐】を使用しました。
「豚肉と白菜の五徳みそ炒め」
「豚肉と白菜の五徳みそ炒め」は、奈良市で作られた「五徳みそ」で味付けされています。
子どもたちは、ご飯によく合うと喜んで食べてくれました。
「すまし汁」
奈良市産の青ねぎについては、別のページでも紹介しています。(給食で使用している奈良市産の青ねぎについて)
☆地産地消ウィークにちなんで、奈良県産食材が登場しました☆
11月11日~15日は地産地消ウィークとし、奈良県で生産された食材や郷土料理がたくさん登場しました。
小学校:A班:11月14日(木曜日) B班:11月15日(金曜日)
中学校:D班:11月14日(木曜日) E班:11月15日(金曜日)
●献立●パン・牛乳・大和茶クリスピーチキン・ポテトサラダ・米粉マカロニのミネストローネ・ブルーベリージャム
(中学校給食より抜粋)
「大和茶クリスピーチキン」
「大和茶」は1200年以上前に、空海というお坊さんが、中国からお茶の種を持ち帰り、奈良の宇陀に伝えたことが始まりとされています。
大和茶は奈良市、山添村を中心に自然豊かな奈良県の大和高原などで作られています。大和高原は涼しく雨がよく降り、昼と夜の温度差も大きいことから、おいしいお茶ができる条件がそろっています。
今回の給食では、クリスピーチキンに大和茶の葉が入っており、子どもたちは美味しく食べてくれました。
小学校:A班:11月15日(金曜日) B班:11月14日(木曜日)
中学校:D班:11月15日(金曜日) E班:11月14日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・豚肉と大和まなの炒め物・片平あかねちりめん・にゅうめん・柿
(中学校給食より抜粋)
「豚肉と大和まなの炒め物」
「大和まな」は大和の伝統野菜の一つで、大和高田市や宇陀市などで栽培されています。やわらかくて風味があり、甘味が強いのが特徴です。油との相性が良く、炒め物やおひたしなどの料理によく合います。
「片平あかねちりめん」
「片平あかね」は奈良市の隣にある山添村の片平地区で古くから作られている大和の伝統野菜です。根の先まで細長く皮が赤いのが特徴です。生のままでも美味しく食べることはできますが、収穫の時期が11月から12月と短いので、酢漬けにして保存します。
今回の給食では、今が一番美味しい片平あかねとちりめんじゃこを油で炒めた「片平あかねちりめん」として提供しました。子どもたちは旬の野菜を美味しく食べてくれました。
「にゅうめん」
そうめんを温かい汁物に入れた「にゅうめん」は奈良県の郷土料理です。
今回の給食では桜井市で作られたそうめんを使用しています。子どもたちは奈良県の郷土料理を味わって食べてくれました。
★☆11月24日は「和食の日」☆★
小学校:A班:11月22日(金曜日) B班:11月21日(木曜日)
中学校:D班:11月22日(金曜日) E班:11月21日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・いわしのおかか煮・厚揚げと野菜の煮もの・豚汁
(小学校給食より抜粋)
11月24日(いいにほんしょく)は、日本人の伝統的な食文化について見直し、和食文化の保護・継承の大切さについて考える日として「和食の日」と制定されています。
「和食」とは、料理だけではなく、昔から受け継がれてきた「自然を大切にする」日本人のこころが育んだ伝統的な食文化のことをいいます。この「和食;日本人の伝統的な食文化」は、2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
学校給食では、11月21日、22日を和食の日の献立とし、子どもたちは美味しく和食を味わってくれました。