令和6年度10月の給食紹介
「食育の日」の献立
令和6年度は令和4年度から引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、沖縄・九州地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。10月は高知県でした。
小学校:10月21日(月曜日) 中学校:10月21日(月曜日)
●献立● ご飯・牛乳・きびなごのゆずじょうゆあえ・ぐる煮・わかめのみそ汁
(中学校給食より抜粋)
「きびなごのゆずじょうゆあえ」
高知県は、日本一のゆずの産地です。みかんの仲間である「ゆず」は香りがとても良く、果汁や皮は料理に使われます。今回の給食では、高知県の特産品である「きびなご」をゆずじょうゆであえました。
「ぐる煮」
ぐる煮の「ぐる」とは高知県の方言で「なかま・みんな」という意味があります。大根やにんじん、里芋などのさまざまな食材を一緒に煮込むことから「ぐる煮」と呼ばれるようになりました。高知県の郷土料理を、子どもたちは美味しく食べてくれました。
「古都ならの日」の献立
奈良市産の米を味わう「古都ならの日」の献立です。
小学校:10月28日(月曜日) 中学校:10月28日(月曜日)
●献立● ご飯・さばのしょうが煮・大和まなと厚揚げの煮物・にゅうめん
(小学校給食より抜粋)
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】【大和まな】【青ねぎ】【ふしそうめん】を使用しました。
「大和まなと厚揚げの煮物」
大和野菜の一つである「大和まな」は、葉には大根の葉に似た切り込みがあり、ギザギザとしています。やわらかくて風味があり、甘味が強いのが特徴です。油との相性が良く、炒め物やおひたしなどの料理にもよく合います。給食では、厚揚げとにんじんと一緒に煮物にしました。
「にゅうめん」
☆春日中学校の生徒が考案した「ひじきカレー」が登場しました☆
小学校:A班:10月23日(水曜日) B班:10月22日(火曜日)
中学校:D班:10月23日(水曜日) E班:10月22日(火曜日)
●献立● ご飯・牛乳・ひじきカレー・コールスローサラダ・福神漬
(小学校給食より抜粋)
「ひじきカレー」
「ひじきカレー」は奈良市立春日中学校の生徒が考えたメニューです。春日中学校では残食調査の結果から、ひじきの残食が多く、苦手な人が多いことが分かりました。そこで、食品ロスについて考え、給食に関わる人々や給食室の様子を学び、奈良市内の小中学生にひじきを美味しく食べてもらうために栄養面や調理作業を考えたアレンジ料理をいくつか開発し、給食に取り入れてもらえるよう生徒たちは調理実習で試作を行いました。
さらに調理員及び栄養士による試作を行った結果、大量調理である学校給食に取り入れやすいという理由から採用されたのが、給食の人気メニューであるカレーに混ぜるアイデアです。
ひじきを美味しく食べられるように工夫された「ひじきカレー」は、ひじきが苦手な子どもたちもたくさん食べてくれました。
★☆韓国料理の献立が登場しました☆★
小学校:A班:10月9日(水曜日) B班:10月8日(火曜日)
中学校:D班:10月9日(水曜日) E班:10月8日(火曜日)
●献立● ご飯・牛乳・ビビンバ・トックスープ・大根キムチ
(小学校給食より抜粋)
「ビビンバ」
「ビビンバ」は、韓国語で「混ぜご飯」を意味する韓国料理です。ご飯の上に、韓国の甘辛いみそ「コチュジャン」やごま油などの調味料で味付けをした肉や野菜などの具をのせ、混ぜて食べます。
「大根キムチ」
韓国で、冬の寒さが厳しい時期でも野菜を食べられるように塩漬けにしたものがキムチの始まりです。「キムチ」は韓国語で「漬物」という意味です。今回の給食では奈良県産の大根を使用した「大根キムチ」です。子どもたちは、奈良県産の食材を味わって食べてくれました。