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お茶で食育

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更新日:2024年10月1日更新

大和茶に親しむ 

 奈良で生産されるお茶は「大和茶」と呼ばれます。弘法大師が中国からお茶の種を持ち帰り、奈良県の宇陀市に植えたのが大和茶の始まりだと言われています。今では、宇陀市だけでなく標高の高い山添村、奈良市の月ヶ瀬・都祁・柳生などの大和高原、天理市でもお茶作りがされています。 

 お茶は日本人の生活と文化になくてはならないものですが、消費量は長期的に減少しており特に若い世代で顕著です。また、茶葉は飲むだけでなく料理にも使われます。子どもの頃からお茶に親しむ習慣を育むため、奈良市の学校給食では大和茶を使ったパンやクリスピーチキン、天ぷら、すいとん、クリームシチューなどをメニューに取り入れています。

お茶のいれ方を学びたいときは

 ​小中学校の子どもたちがお茶のいれ方や効用などを学ぶ出前授業を「日本茶インストラクター協会奈良県支部」や「奈良市4Hクラブ」に申し込むことができます。講師の方は日本茶インストラクターまたは日本茶アドバイザーの資格をお持ちの方です。お問い合わせは保健給食課まで。

「NPO法人日本茶インストラクター協会」とは

 日本茶インストラクターおよび日本茶アドバイザーは、お茶に関する幅広い知識・技術・教養を備えた「日本茶」のプロです。

 NPO法人日本茶インストラクター協会は、日本茶インストラクターおよび日本茶アドバイザーの育成・認定そしてその活動支援により、日本茶の普及と歴史ある日本茶文化の継承、新たな日本茶文化を創造し広く社会の健康と文化および教育の向上に寄与することを目的に、2002年2月に設立された特定非営利活動法人(NPO法人)です。

 有資格者は茶農家だけでなく、販売、研究、カフェに携わる者、お茶好きが高じて資格を取った主婦など様々で、全国各地で活躍しており各地域には協会の支部があります。                                                               

日本茶インストラクター協会奈良県支部

 古くからの茶産地である奈良には奈良県支部があり、日本茶イベント等への参画のほか学校や公民館の講座への講師紹介も行っています。

奈良県支部-日本茶インストラクター協会 <外部リンク>

 「4Hクラブ(農業青年クラブ)」とは

 将来の日本の農業を支える20~30代の若い農業者が中心となり、経営や技術の解決方法を検討するためのプロジェクト活動のほか、消費者や他クラブとの交流、地域ボランティア活動を行っています。4Hとは農業の改良と改善(HANDS)を磨き、科学的に物を考えることのできる頭(HEAD)の訓練をし、誠実で友情に富む心(HEART)を培い、楽しく暮らし、元気で働くための健康(HEALTH)を増進するという、同クラブの4つの信条の頭文字を総称したものです。

 「奈良市4Hクラブ」とは

 奈良市は60年を超える歴史があり、今は20~40代の多彩なメンバーで農産物の生産や奈良市内での直売、食育活動などを行っています。

お茶の種類

 お茶の分類は製造方法の違いをもとに、緑茶・ウーロン茶・紅茶の三つに大別されます。緑茶はさらに蒸し製と釜炒り製に分けられます。その他、産地や製造の時期・季節、製造方法、品種別などを加えると多種類のお茶があります。
分類 不発酵茶(緑茶など) 半発酵茶(ウーロン茶など) 発酵茶(紅茶など)
主なもの

【蒸し製】煎茶・深蒸し煎茶・玉露・蒸し製玉緑茶・番茶・玄米茶・茎茶・粉茶・抹茶・ほうじ茶

【釜炒り製】釜炒り茶

ウーロン茶

包種茶

白茶

紅茶
緑茶 ウーロン茶 紅茶

 

関連リンク

奈良のお茶「大和茶」について

ならじかん

「茶育」プロジェクトによるお茶体験を、より多くの子どもたちへ。:農林水産省 <外部リンク>

引用元