奈良市が「子育て支援サービスを拡充!~子どもたちがより健やかに育つまちに~」というニュースを2018年9月27日に発表しました!
2018年10月から、ヘルパーを派遣して育児・家事の援助を行う「エンゼルサポート事業」を開始、「ファミリー・サポート・センター事業」は、さらなる利用拡大を図るため、経済的に厳しいご家庭にはご利用料金を減額するというもの。
より住みやすい街へ、奈良市
奈良市の調査結果によると、奈良市の家庭事情は以下の通りとなっているようです。
・相対的貧困層の割合は16.1%、また相対的貧困層の43.0%が「母子・父子世帯」(2016年度のアンケートより)
・妊娠中、出産後3ヶ月以内のお子さまがいるご家庭で、「家事」に対して困ったことがあると答えた割合は高くなっている。0~2歳:58.3%、3~5歳:46.4%(2017年度アンケートより)
・日中の緊急時にお子さまを見てくれる親族・知人がいないと答えた家庭が10.4%
こういった調査結果から、奈良市は「エンゼルサポート事業」の新設と「ファミリー・サポート・センター事業」の拡充に踏み切ったようですね。
現に奈良市に住まわれている方、これから奈良市に住もうとしている方にとっては非常に魅力的な施策だなと思います。ぜひご参考にしてください。
尚、本内容は奈良市子ども未来部子ども育成課の資料に基づいて記載しております。
詳細は子ども未来部子ども育成課まで 。
1.エンゼルサポート事業とは
未就学児がいる家庭を対象としたヘルパー派遣事業です。
つまり、家事のサポートが必要であるご家庭に対して、ホームヘルパーを派遣し、妊婦さんや産後のお母さんを助ける頼もしい味方ってことですね。
【支援対象家庭(審査あり)】
日中、家族等から家事等の支援を受けることができないご家庭で次のいずれかに該当する場合。
・産前、産後の体調不良で、家事等の支援が必要であるご家庭
・未就学児のいる家庭で子育てに対して不安、孤立感等を持ち、家事や育児等が困難であるご家庭
【支援内容】
・食事準備及び片付け
・住居掃除又は整理整頓
・被服洗濯
・生活必需品買い物
・調乳、沐浴準備及び片付け
【利用料】
・市民税非課税世帯、 生活保護世帯、 多子世帯(※)、 ひとり親世帯:無料。
※多子世帯とは3人以上の児童(18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にある児童)を養育している世帯
・1時間あたり500円。
【利用時間】
・月~金曜日:午前8時~午後6時(祝日・年末年始を除く)
【利用出来る回数、時間】
ヘルパー | 時間、回数、日数 |
共通ヘルパー | ヘルパーの派遣回数は1時間単位 1回あたりの派遣時間は2時間以内 1日あたりの派遣回数は2回以内 1週間あたりの派遣日数は3日以内 |
産前ヘルパー | 母子健康手帳の取得後~出産後までの間に20時間以内 |
産後ヘルパー | 出産後から出産後1年以内の間に60時間以内 |
子育て応援ヘルパー | 出産後1年を経過後~小学校就学の始期の間に40時間以内 |
【奈良市予算】
250万円(30世帯を想定)
2.ファミリー・サポート・センター事業利用料助成
【ファミリー・サポート・センター利用対象者】
奈良市在住。利用前に会員登録が必要
・登録は、ファミリー・サポート・センター事務局
・会員は育児の援助を受けたい「依頼会員」、育児の援助を行いたい「援助会員」、依頼会員と援助会員を兼ねたい「両方会員」の3種類
【助成対象者】
依頼会員のうち
・市民税非課税世帯
・生活保護世帯
・多子世帯
・ひとり親世帯
【サービス内容】
育児サポート
・保育園・小学校等への送迎
・保育園・小学校の登園・登校前、帰宅後の預かり
・保護者外出の際の預かりなど
【ファミリー・サポート・センター利用料】
平日の午前8時~午後7時:1時間700円
平日の上記以外の時間帯:1時間800円
土曜日、日曜日または祝日:1時間800円
【助成金額】
1時間400円(2人目以降は200円)を助成。(ただし、助成の上限は1ヶ月1世帯10時間)
※一時的な負担をなくすため、助成金を差し引いた利用料の支払
【予算】
84万9,000円(702時間想定)
【申請方法】
エンゼルサポート事業、ファミリー・サポート・センター事業利用料助成とも、はぐくみセンター内の奈良市ファミリー・サポート・センター事務局で必要書類を揃え申請