生駒市によりますと、感染性胃腸炎が発生しつつあるとのことです。
例年、12月ごろから増え続け、3月ごろにピークを迎えます。
感染しない為にも注意しましょう!
感染性胃腸炎について
微生物の経口感染によって引き起こされ、下痢や嘔吐、腹痛、発熱などの症状をきたす疾患群です。
微生物とは、細菌やウィルスなどになります。
感染原因は、「汚染された水」や「食べ物の飲食」、「汚物など」で、共通するのは汚れているという点です。
最も重要な合併症は脱水と電解質異常で、二次的に急性腎不全,ショック,重症不整脈などが起こる可能性もありますので、非常に危険な病気です。
細菌とウイルスの違い
細菌とウイルスの違いはご存知ですか??
間違いやすいので、覚えておいてください。
細菌・・・・自らの力で増殖することが可能
ウイルス・・人や動物など栄養素のある細胞に寄生して繁殖
なぜこんな話をするかというと、抗生物質についてです。感染症が細菌とウイルスなどに引き起こされますが、抗生物質が処方された場合、細菌性の感染症であったということです。抗生物質は細菌にしか効きません。
ウイルス性なのに抗生物質を出されても意味がありません。
病院にいって、抗生物質を飲んでも症状が治まらない場合は、もしかすると感染内容が違っていることも視野に入れてほしいと思います。そういった場合はすぐにセカンドオピニオンを受けてください。
冬に多くみられるのはウイルス性
夏場はやはり暑さから、腐敗などで細菌が増殖し、胃腸炎などを引き起こすケースが多いと思います。
逆に冬場はウイルス性の胃腸炎が多くなるようです。
有名なのは「ノロウイルス」でしょうね。他にも「ロタウイルス」、「アデノウイルス」などがあります。
いずれも腹痛・下痢・おう吐・発熱があり、感染性が強いので子どもが感染すると非常に危険です。
大人でも危険性は高くなりますので、冬場は特に注意が必要です。
予防方法
これは昔から言われていることを継続してください。
・手洗い
・うがい
・マスク
・加湿
ですね。
手洗いは必ず、爪の間、指と指の間、手首まで洗ってください。
また、適切にマスクを着用するようにしてください。マスクをしていても、鼻やあごにきちんとフィットしたマスクでなければあまり意味がないようです。
自分の体型にあったものを買ってくださいね。
それから、部屋の加湿はしっかり行ってください。50から60%程度の加湿が必要なようです。エアコンで乾燥しやすいので気を付けてくださいね。
便やおう吐物の処理について
1.ビニール袋などの廃棄用袋は、口をあらかじめ広げておきます。
2.腕時計、指輪などをはずし、手袋・マスクをつけます。
3.便やおう吐物を新聞紙や使い捨てタオルで覆い、その上から塩素系消毒液薬をかけた後、静かにふき取り、すぐに広げておいたビニール袋に入れます。
4.塩素系消毒薬を浸したペーパータオルなどで、便やおう吐物が付着した床や壁を浸すように拭き取り、すぐにビニール袋に入れ、袋の口をしっかり縛ります。
5.口を縛ったビニール袋をさらにビニール袋に入れた後、裏返しながら脱いだ手袋も入れ、内側を触らないように口を縛って捨てます。
6.最後に手を洗います。