家を買うときに必要な費用はいったいどんなものでしょうか?
家代、土地代、固定資産税、仲介手数料などなど・・・。
ざっくりとは考えていても、当然漏れは発生するもの。
実は、買主様は予算を考えてはいるものの、売買代金以外の諸費用などをかなり少なめに見積もっているケースが非常に多いです。
その為、結果として無理な返済計画や購入断念につながることも。
やはり、物件は上を見ればどこまであり、下を見てもどこまでもあるわけです。
それでは、どうすれば事前に計画的な資金計画が立てられるのか?
今回はそこを書いていきたいと思います。
両親などからの資金援助があるかどうか
近年良くある話です。自己資金をあまり貯められていない購入予定者は、親を頼るケースが増えています。親もそのために貯金をしていることも。まずは、両親などと相談するのが良いでしょう。
ただし、贈与に当たるケースもあるので、必ず税制上の非課税特例措置や相続時精算課税などに該当するかどうかチェックしておいてください。
住宅ローン審査は通りそうか
事前に収入から幾らくらいまで住宅ローンが組めそうか、あらゆる銀行で事前審査を行うことが可能です。
(フラット35でも、HP上でどれくらい住宅ローンが組めそうか概算を出してくれます)
2銀行くらいに確認しておいても良さそうですね。
自分の収入がこれくらいあるから、これぐらいは借りれるだろう。これが一番危険です。
うっかりミスでの滞納(特に携帯電話の支払い遅れは危険です)など自身では特段問題ないような事でも、信用情報に登録されているケースがあります。
いざ不動産会社で購入を進めて、ウキウキ気分でいても、いざ住宅ローン審査が下りなかった時の落胆は非常につらいもの。
不動産売却資金を当てにして大丈夫か
住み替えなどで手放す不動産の売却資金を当てにする場合は、どれくらい譲渡によって課税されるのか、購入資金に充てられるかを考えなければなりません。特殊なのは譲渡所得税くらいでしょうか。
後は、売却資金がいつ手元にあるかですよね。
付帯経費や諸費用はちゃんと全部把握してあるか
実はこれを把握しきれていないことが、過小見積につながると思われます。
まずは、どれくらいの費用が必要なのか見ていきましょう。
まず付帯費用は、不動産本体代金の3~5%、諸費用は7~10%程度かかると言われています。
過小見積にならない為にも、最大で見ておいた方が無難でしょう。
ですから、付帯費用は5%、諸費用は10%。
つまり、3000万円の建売住宅を購入するなら、付帯費用は150万円、諸費用は300万円の合計450万円が必要ということがわかりますね。
少なくとも、自己資金で450万円は必要ではないかと考えられますね。
手付金と仲介手数料は現金です
申し込み時の手付金と仲介手数料は現金でのお支払いがほとんどです(仲介手数料は振込が多いですね)。ここもきちんと見積に入れておきましょう。
例えば3000万円の建売住宅の場合は、(3%+6万円)×1.08が仲介手数料の上限です。
3000万円×3%+6万円=96万円×1.08=1,036,000円です。(2019年10月以降は1.08が1.1になります)
手付金は会社によって様々ですので、何とも言いづらいですが、10万円程度用意するのがいいでしょう。
購入後のランニングコストにもご注意を
購入後に支払わなければいけない毎年の費用を忘れては、計画的な資金計画とは言えません。
毎月あるのが、住宅ローン返済。毎年あるのが固定資産税などの税金。
あとは、維持管理費ですね。10年くらいは保証で何とかなりますが、家電製品関係がだいたい壊れてきます。10年もなると電化製品の型も大きく変わる可能性があり、リフォームを余儀なくされるケースもあり得ます。
(筆者が実際に体験しました、貯金しておけば良かったとorz)
家を購入する際は、購入資金とランニングコストまできちんと考えてこそ、計画的な資金計画と言えるでしょう。
ここまで分かれば、買えそうな物件が見えてくるでしょう。その中で決めることが大事だと思います。
資金計画をご自身でするのが難しいのであれば、最寄りの不動産会社か金融機関に相談する方がいいと思います。
オークホームは資金計画のお手伝いします!!!