「家族が増えて手狭になってきたから、そろそろ一軒家かな」「出産を機に住居を構えた方がいいかな」など考え始めたり、親から「家でも買ったらどうだろう」とアドバイスがあって購入を意識し始めたりしたときに、「まだ賃貸で十分」「家を買うには早すぎないかな」「何歳ぐらいで住宅購入するのがよいか?」と住宅購入すべき年齢について考えている方は多いのではないでしょうか。
統計を元に解説してみたいと思います。
新築は30代がピーク
国交省が公表している住宅市場動向調査(平成29年度版:平成30年3月公表)によると、生まれて初めて住宅を購入する方(1次取得者)の中で最も割合が大きい年齢は30歳代、次いで40歳代という結果が報告されています。
注文住宅 ※平均年齢:39.5歳
30歳未満 10.5%
30歳代 48.1%
40歳代 26.6%
50歳代 8.8%
60歳代 5.5%
分譲戸建住宅 ※平均年齢:37.4歳
30歳未満 12.8%
30歳代 55.1%
40歳代 24.0%
50歳代 5.8%
60歳代 2.3%
30歳代の住宅購入者が半数以上を占めていることが分かります。
やはり、住宅ローンの完済時期を考えれば、30代で家を購入しておかないといけないことが要因の一つであると考えられますね。あと人生のイベントが多いのも30代の特徴だからではないでしょうか。
中古は30代、40代がけん引
上では新築を見てみましたが、中古市場はどうでしょうか。
中古戸建住宅 ※平均年齢:42.9歳
30歳未満 7.4%
30歳代 33.1%
40歳代 35.5%
50歳代 15.7%
60歳代 8.3%
新築に比べると大幅に30代が少なくなり、40代がポイントを伸ばしています。その結果、30代と40代が中古市場をけん引している様子がうかがえます。
もう一つ気になるところが、50代と60代の増加です。
新築に比べて大幅にポイントを伸ばしています。やはり中古物件の価格が低いことが要因なのでしょうか。
30代で購入するのがベター
全国規模での調査となりますが、回答母数は3000程度となり、やや少ない回答だとは思います。
しかし、国から出ている結果ですので参考にはなるでしょうか。
この調査結果から導き出される答えは、「30代で住宅購入がなるべくベターでしょう」です。
理由はさまざまあるはずですが、人生の大きなイベントが複数控えそうな30代、収入もこれから伸びていく30代での購入が良いのではないかと思われます。
住宅ローンも借りやすくなっているでしょうしね。
ところで年収はどうなの?
購入している層の年収はどうなっているのでしょうか。
注文住宅・新築戸建ての場合、400万~600万が32.8%、600万~800万が29.9%となっており、かろうじて400万~600万年収の方が多いようです。
つまり、400万円を超えたら十分新築を購入できると思ってください。(世帯年収ですよ)
尚、現在の支払いなどで住宅ローンが組めない場合がありますので、不安な方は事前に調べておくといいですよ。
いかがしたか?
一概に年齢や年収だけで、家を購入検討するのはどうかなと思われるかもしれません。
しかしこれも一つの指標です。
時期をきちんと見極めて購入検討してください!
ポータルサイトや他社サイトで気になるお部屋がございましたらお気軽にご相談ください!