普段、高価なものを購入するとき、特に車や家電製品などで値引き交渉する方も非常に多いと思います。
とすると、住宅購入になると支払う桁が違いますので、値引き交渉したいという気持ちは必然と湧いて出てくるでしょう。
今回はどのタイミングで、どれくらい値引き可能なのか見ていきたいと思います。
買い付けを出す時に値引き要求を
不動産の場合、非常に大きな金額が動きますので、値引きを要求する際には物件を購入したいとほとんど決めた時に行われるのが一般的です。
つまり、「買い付け」を出すタイミングです。
どれ位まで下げてほしいかを書いて出す事になりますので、迷っている段階ではそもそも値引き交渉はできないと考えていただいた方が無難です。
弊社でも値引きについては買い付けを出すタイミングで売主に交渉することになります。
仲介業者は、物件の値下げ権限なし
弊社やセンチュリー21、ハウスドゥのような仲介業者は、仲介物件の値下げについては権限をもっていません。
売主(例えば建設会社など)が値下げを承認してくれないとどうしようもありません。
ですので、「どれくらい下がりますか」と聞かれても、「買い付けを出す時に売主と交渉します」としか仲介業者は回答が出来ないのです。
ちなみに値下げ交渉を売主に出す時の希望金額を「指値」と呼んでいます。
売主は「指値」を想定?
さて、販売されている物件はそもそも下限値なんでしょうか。
通常販売している物件であれば、やはり「指値」を想定して値付けをしていると考えるのが通常でしょう。
その証拠に、建売物件は建築後に売れなければ、金額が下がってきます。
ただし、金額が下がっているということは、それだけ売主の利益幅がせばまるので、値引き交渉は難しくなる傾向にあるということです。
適正な「指値」とは
どれくらいが適正な「指値」なのか。通常生活での値引き幅と同じように考えると、かなり難しくなります。
販売状況を見ての指値となりますので、営業パーソンときちんと相談をしていただきたいと思います。
あまりにも無茶な指値は交渉すら難しくなる可能性が大きいので、お気を付けください。
いかがでしたか?
こういう知識を事前に持っていると、不動産会社や仲介業者との交渉もスムーズに進みますよ。
ぜひ活用してみてくださいね!