寒くなってきた昨今、朝起きると窓に水がたくさんついていることはありませんか?
その窓に水が生じる現象を結露といいます。寒い日の朝に窓に生じることが多くあります。
前日の夜に部屋の中の温めていた空気には、水蒸気が多く含まれています。
朝方の寒さによって窓が冷やされることによって、空気中に水蒸気が溶けきれなくなり、
結露として窓に水滴が発生することになります。
結露が発生するとどういうことが起こるのでしょうか?
まず、発生した水滴は窓の周辺のサッシやパッキンにたまることで、カビやダニが発生する原因となります。
カビは多湿な環境を好むので窓の周辺にたまった水滴の周辺に発生しやすくなります。
ダニは湿ったビニールクロスや塗料などの建材を栄養源に増殖します。
このカビやダニはアレルギーの原因となる場合もあります。
カーテンに付着するとカーテンは汚れ痛みます。また柱や建材の腐食も発生する可能性があります。
そういったトラブルを予防するためにも、
結露が窓に発生したらすぐにタオルなどで拭き取って乾かす必要があります。
結露を発生させないようにするには?
結露を発生させないようにするには、結露が発生している窓周辺の断熱性を高めて、
朝方の外気による冷却を妨げることが必要となります。
古い家についている窓は、サッシがアルミニウムでできており、
熱伝導性が高いので外気温が寒いと室内の温度を下げてしまいます。
最も効果的なのは、窓をリフォームすることによって、
ペアガラスの断熱性の高い窓にとりかえたり、内側に窓を追加して二重窓にすることです。
リフォームの工事にはお金がかかりますが、
断熱性が高まることで冷暖房にかかっていた費用も減らすことができます。
リフォーム工事まではできないという方は、
まどに断熱シートを貼ったりすることで、外気温による室内の冷却を和らげることができます。
今後も長くお住まいになる家であれば、家にいる間を少しでも心地よくするために、
一度ご検討してみてはいかがでしょうか?