毎年10月上旬、春日大社境内で鹿の角きりが行われます。
今年は9日(土)10日(日)に行われる予定でしたが、去年同様 新型コロナウイルス感染拡大防止の為、中止となりました。
鹿の角きりは、江戸時代から約340年にわたり受け継がれる伝統行事だそうです。
3~4月になると、鹿の角は自然に抜け落ちるみたいですが、鹿の発情期のこの時期に伸びた角によって、
仲間や人、文化財などを傷つけないように、この時期に切るようになったようです。
角きりの流れ
1 安全祈願祭(春日大社の神職によって、場内のお清めをする)
2 鹿と勢子の入場(勢子・・ハチマキにはっぴを着て鹿を追い込んだり捕まえたりする人)
3. 追い込み(勢子達が赤い旗を付けた竹竿を持ち、場内を囲む柵に沿って1列に並び、その外側を鹿に走らせ、鹿を十分に追い込んでから※十字をかける)
4 取り押さえ
5 角きり
6 解放
※十字・・割竹を十字に組み縄を掛けた捕獲具で、勢子のベテランのみが使用でき鹿の角に投げると、
竹が外れて、縄が鹿の角に結び付き固定されて、鹿を捕まえる事が出来る。
1日5回行われ、1回に基本3頭の鹿が角きりされるそうです。
来年開催され、行く機会があればブログに載せたいと思います!