前回は、奈良市の教育についてお話ししましたが、今回は生駒市の教育についてお話ししたいと思います。
生駒市の学校教育の目標
「生駒を愛し、21世紀を生きぬく力を身につけた、やさしくたくましい子どもの育成」
1、生駒市のめざす子ども像
◇ 21世紀を生きぬく力をも った子ども
◇ 多様性を認める優しい心をもった子ども
◇ 挑戦を続ける たくましい 子ども
◇ ふるさと生駒を愛する子ども
2、重点目標の実現に向けた重点取組
◇ 21世紀を生きぬく力の育成
-
- 伝え合う力の育成
ICTを活用してグローバル社会を生きる力を身に付けさせるため、生駒市では情報教育を推進しています。
生駒市情報教育の手引き(下記参照) - 読書活動の推進
生駒市では全小中学校に学校司書を配置し、子どもたちが本に親しめる環境づくりを行っています。 - 分かる授業づくりの実践
児童生徒にとって分かりやすい授業づくりに向け、教職員は学校内外の研修を積極的に行っています。◇ 多様性を認める優しい心の育成
- 規範意識の醸成
- いじめ防止等の取組の充実・推進
生駒市では6月を「いじめ防止月間」に定めるとともに、いじめ防止啓発ポスターと横断幕を小中学校で掲示しています。生駒駅周辺に啓発のための「のぼり」を設置しました。 - 生駒市いじめ防止基本方針 生駒市では、平成29年2月に「生駒市いじめ防止基本方針」を策定しました。
- 命の大切さを学ばせる教育の充実
- 環境教育の推進
- 伝え合う力の育成
◇ 挑戦を続けるたくましい心身の育成
- 体力の向上
各校の体力づくりの課題や目標・具体的な取組内容を年間計画として作成し、それをもとに各校が取組を進めています。 - 防災教育の推進
- 食育の推進
◇ ふるさと生駒を愛する子どもの育成
- 学校評価を活用した園・学校づくり
- 地域と共にある園・学校づくり
園・学校は常に取組を検証し、子どもたちの課題や成果を明確にした上で、課題改善に向けて全教職員で取組を進めます。また、保護者や地域への説明責任を果たし、地域ぐるみで子どもたちの課題改善を図ります。1人1台タブレット端末とオンライン環境を活用した今後の取組について
生駒市では、GIGAスクール構想に基づいた1人1台タブレット端末とオンライン環境を活用した新しい学習スタイルに向けた取組について次のとおり進めていきます。
臨時休業中や出席停止期間中のオンライン教室の実施
臨時休業や出席停止の期間中でも学びを止めることのないオンライン教室の取組を進めます。
学校に来れない児童生徒への学びの保障
様々な理由により、学校に来れない児童生徒について、タブレット端末とオンライン環境を活用し、教師とコミュニケーションをとりながら、授業に参加したり、同じ課題を提供し
たりするなど、学びの保障を考慮した取組を進めます。
ロイロノートを活用した主体的、対話的で深い学びの探求
タブレット端末のWeb上のアプリ「ロイロノート」を活用することにより、教材の配布や回収が短時間で処理できるようになり、児童生徒の考える時間が増加します。
手を挙げて発言していた時間を短縮させ、今まで以上に多くの児童生徒の意見を知ることができ、自分の考えを深める時間が増加します。
市や県の研修や文部科学省の活用事例などを参考に、主体的、対話的で深い学びの実践を各校で取り組みます。
オンライン環境を使った様々な人との出会いによる体験学習の実施
本年度実施したゲストティーチャーとオンラインでつないだ命の教育の授業やオンラインによる修学旅行をはじめ、オンライン環境を活用した地域のまち探検、参観や懇談会、他校
との交流など、広がりのある交流を試みることで、新しいスタイルの体験学習や地域との連携を進めます。
情報モラル教育の充実
今後、オンライン教育が日常的に活用されるようになり、児童生徒が学校や家庭で情報を管理する必要が出てきます。そのため、一人一人の情報モラルに対する意識の向上が求めら
れます。道徳の時間や学級指導等の中で、タブレット端末だけでなくスマートフォン等の情報端末の活用や、メール、SNS、LINE等の活用についても含めた情報モラル教育の取組を
進めます。
お問い合わせ
生駒市 教育こども部 教育指導課
電話: 0743-74-1111 内線(指導係:631) ファクス: 0743-74-9100
E-mail: k-shidou@city.ikoma.lg.jpいかがでしたか?
次回は、大和郡山市についてお話ししたいと思います!