お子さんがいらっしゃると、怪我をしたり、熱が出たり、病院にかかることも多いですよね。
各地域で子ども医療費の助成を行っていますが、今回は奈良市の子ども医療費助成制度について取り上げてみたいと思います。
助成の対象となる人
健康保険に加入している15歳(中学校卒業の3月31日)までの子ども
※ 所得制限はありません。
※ひとり親家庭等医療費助成制度・心身障害者医療費助成制度・一般精神障害者医療費助成制度・生活保護を受けている人等は対象となりません。
助成の内容
『助成額』 = 『保険診療自己負担額』 - 『一部負担金』
助成額は保険診療の自己負担金から一部負担金を除いた額になります。次に掲げる費用は助成の対象となりません。
- 保険外の医療費(差額ベッド・健康診断・予防注射・薬の容器代等)
- 入院時の食事代
- 保育所・幼稚園・こども園・学校等の管理下でのけが等で、独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度の対象になるもの
※他の公費負担医療制度による医療費の助成等を受けている場合は、その額を除いた分を助成します。
※窓口での支払いが高額になる場合、ご加入の健康保険より「限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関に提示することで、窓口での支払いが自己負担限度額までになります。
一部負担金
一部負担金の額は1医療機関につき1か月ごとの算定になります。総合病院の場合、医科・歯科ごとに一部負担金が必要です。
[乳幼児] 通院は1医療機関につき月額500円
入院は1医療機関につき月額1,000円(14日未満の入院は500円)
[小学生] 通院は1医療機関につき月額1,000円
入院は1医療機関につき月額1,000円(14日未満の入院は500円)
[中学生] 通院は1医療機関につき月額1,000円
入院は1医療機関につき月額1,000円(14日未満の入院は500円)
◎調剤薬局については一部負担金は不要です。自己負担金の全額を助成します。
支給方法
乳幼児(0歳から6歳就学前までの子ども)は現物給付方式
健康保険に加入している0歳から6歳の就学前までの子どもは、通院・入院ともに、「現物給付方式」で医療を受けることができます。
「現物給付方式」とは、医療機関受診時に窓口で乳幼児医療費受給資格証(現物給付用)と健康保険証を提示することで、一部負担金のみの支払で医療を受けることができる方法です。
小学生・中学生は自動償還方式
「自動償還方式」とは、医療機関で医療費を窓口負担し、約3ヶ月後に保険診療自己負担額から一部負担金を引いた金額が指定された口座へ自動的に入金される方法です。
「県外医療機関受診」「県内医療機関受診で資格者証の提示なし」「補装具の申請」などは通常償還方式
「通常償還方式」とは、医療機関で医療費を窓口負担し、奈良市へ医療費(保険適用分)助成の請求をすることで、保険診療自己負担額から一部負担金を引いた金額が指定された口座へ入金される方法です。
具体的な申請方法等はこちらをご覧ください。
https://www.city.nara.lg.jp/site/kosodate/
子育て@ならのページにリンクしています。
支給金額や支給方法について、各地で違うことが多いです。今回は奈良市について書きましたが、次回は生駒市について書きたいと思います。比べてみて物件探しの参考にしてみてもいいかもしれませんね。