日本の不動産事情って皆、新築神話みたいなとこありますよね!!
そら、新しくて誰も使っていないお家の方が、気分も良いし、ストレスも少ないし
減税制度も大きい。
でも最近言われるように空き家や中古物件の飽和状態って来たるべき時期に必ず
問題になります。
そこで今回は世界の経済大国、アメリカに焦点を合わせてこの問題に注目したいと思います。
アメリカの不動産市場を語る上で、中古不動産の取引規模を無視することはできません。その取引件数(右図)は、年間500万戸もの中古物件の取引が行われ、新築物件の55万戸と比べても9倍以上の取引が行われています。一方、日本では、中古が17万戸に対し、新築は110万戸の取引が行われ、市場の規模もさることながら、新築と中古に対する考え方がまったく逆なのです。日本は、「家は一生もの」という考え方で一度購入すると住み続けるのが一般的ですが、アメリカでは、一生に4~5回は引越をし、1軒の家に住み続けるという文化がないのです。当然、不動産価格にも影響し、日本では新築時が最も高く、築年数が経過するにつれて価格も下がります。しかし、アメリカでは、築年数で価格が決まることはなく、重要視されるのは場所となります。もちろん日本も同様の考え方ですが、違う点は、例えば、この地域のこの通りに面しているAという物件が、5,000万円の価格だとすると、その周りのBという物件も同様の価格帯で取引され、そこには築年数は、ほとんど関係ありません。
そのように、アメリカでは、いくら古い物件でも大切に扱い、リフォームなどによりきれいに物件の質を維持すれば価値が上がっていきます。もちろんそのような物件は、売却の際にも、買い手が見つかりやすく中古物件でも流動性の高さを維持することができます。
というように市場の違いも大きいですし、そこのある金額や価値を根本的に変えないと日本の住宅市場は変わらないとおもいます。
国の施策等で変えると明らかに変わるので、今のようなタワーマンションの乱立等も減るように変えていく必要性はあるのでは??
余る不動産がわかっているのに、放置している現状は益々、日本の過疎化に拍車をかけるかもしれません。
皆さんも一度、事情を再考なさって不動産を検討されてはいかがでしょうか??
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